転職後の生活と精神的な変化
職場を変えてからは日々の生活が大きく変わりました。もちろん良い方にです。
朝起きて一日の始まりから憂鬱な気分になっていることはなく、仕事中も多少のストレスはあれど対応できる範囲の業務量で適切な給料ももらえる。
夜は子供が起きている時間に帰ることができ、一緒に食事をしたり遊んであげられるようになった。妻にもっと家にいてほしいと泣かれることもなくなった。寝る前に「明日も仕事か。これが永遠に続いていくのか。」と考えて一日を終えることもなくなった。
明日は何をしようか。今度の休みはどこへ行こうか。今後こんなこともしてみたい。希望というと大げさだけど、少し先の未来が楽しみな状態で生きていける。1日中、憂鬱な気分に支配されることがない。
特別なことではないのかもしれませんが、今ではこれがとても幸せなことなのだとわかります。以前の私は、普通の人がこんな精神状態で生きているとは思っていませんでした。
以前の勤務状況
以前の勤め先ではいくつかの場所で勤務しましたが、夜間も関係なく24時間電話連絡をよこされ、食事もとれないような業務量をふられ、とても長く勤めようと思えるような就労状況ではありませんでした。
場所によってはそもそも適切な給与が支払われなかったり、時間外勤務の記載も減らすよう上司から直々に電話がかかってきたりと、今思えばとんでもない状況でしたね。
まだ若くて社会のルールを知らなかったのと、自分のような職場に十分貢献できていない人材は我慢して働き続けるべきだという、自信のなさから来る考えが理不尽な状況を許してしまっていたのだと思います。
そんな状況がずるずると続いていましたが、すでに自分の心身に限界がきていたのと、職場内の配置転換ですこしだけ時間が出来たのを機に転職を決意しました。
まずは職場内で解決方法を探した
余裕がないというのは恐ろしいことで、どんなに理不尽な状況でも疑問をもつことがなくなってしまいます。私の場合は一時的に業務量が減り、ある程度の睡眠時間が確保できたことで思考力が戻り、自分の置かれている状況に疑問を抱くことが出来ました。
初めは以前の勤め先の内部でうまくやっていける道を探そうとしました。でも「ここなら一生勤めてもいいな」と思える場所は皆無でした。環境改善を上司に相談したりもしましたが、上層部にいるのは保守的な方ばかりで何もかわりません。あるあるですね。
上司にはとてもお世話になっていたし、人間的にも好きな方だったので、これも転職を遅める理由になっていたのだと思います。でも今なら断言できますが、上司や同僚がいい人だからって転職をためらうべきではありません。現に、その人は私を助けてはくれなかったし、今後部下が同じ思いをしないよう改善に努めて動くこともなかった。
転職を決意したきっかけ
最終的に、上司に相談したとき言われた一言で転職を決意しました。
「やめるのはいいけど、次の勤め先はあるの?」
実際には私の今後の人生を心配してかけてくれた言葉なのかもしれません。私の勤めていた業界は関係が狭く、恨みを買うと同業での就職が困難となることも十分考えられましたから。退職しただけで恨まれるというのも大概ですが、、、
でも、この一言で強く転職を決意したのを覚えています。もうここに居てはいけない、ここに居たら自分の人生が良くなることは絶対にないと思ったんです。
そのときすべてが吹っ切れてしまって、いままで退職に関して抱いていた恐怖心が一気になくなりました。心配されているのか脅しなのかはわからないが、次の勤め先が決まっていないのが問題なら決めてきてやろうと。
実際の行動についてはまた次回に。
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